(一)
「ギーッ、ギーッ、ギシッ、ギシッ・・・・・」
閉ざされた部屋の中に、吊り縄の軋む音が切なく響き渡ります。それはこれからはじまる哀しみの物語の序章。
そこには、濃紺のセーラー服に白いハイソックス、髪をお下げに束ねた女学生姿で厳しく縛り上げられて猿轡を嵌められ、開脚の過酷な姿勢に吊られた私の悲壮な光景がありました。スカートを捲り上げられてショーツを剥ぎとられ、下半身をあらわに剥き出しにされた屈辱的な姿を男の人の目の前に晒される私。
「フフフッ、なかなか素敵な絵じゃないか。こんな惨めな姿を晒される気分はどうだ?奴隷女学生さん?」
パートナー様は猿轡に覆われて俯いた私の顔を覗き込んで言います。
「ずいぶんと哀しそうな表情を見せるじゃないか。どうやらこれから自分の身に起こる運命をわかっているみたいだな?それじゃあ、はじめるとするか・・・・・」
そして、愛虐の儀式がはじまるのです。
パートナー様は傍らに置かれた潤滑液の入った容器を手にすると、私の目の前でそれを手にたっぷりとすくい取って見せます。そして、その潤滑液を私の剥き出しになったお尻の谷間に沿うように塗りつけはじめるのでした。
「ンッ・・・ンンーッ・・・」
パートナー様はヌチャヌチャと粘着質な音をたててその手を這わせながら、しばらくそれを楽しむかのように撫で回し続けるのです。
「ほぉら、もう逃げられないぞ。これからお前はどんな泣き顔を見せてくれるのかな。とても楽しみだよ」
お尻の谷間を這い回っていた手が私のアヌスの上でぴたりと止まると、次の瞬間、その指先が私のアヌスの中へとズブズブと沈み込んできます。
「ングンーッ!!」
中に滑り込んできた指先のその冷たい感触に、私は身を強張らせて震え上がります。
「ほら、もっと力を抜くんだ!」
パートナー様は差し入れた2本の指をゆっくりと前後させながら、輪を描くように私のアヌスの中を掻き回しはじめます。
「ンッ!、ンッ!、ンッ!、ンッ!・・・」
直腸の内壁の粘膜にヌルヌルと擦れ合うその感触に刺激されて分泌された粘液が、その淫猥な指の動きに合わせてビチャビチャと音をたててアヌスから滲み出ながら雫となって滴り続けます。
「おやおや、こんなに嬉しそう尻から蜜を溢れさせて・・・結構なマゾ尻じゃないか。それでこそ責めがいがあるってもんだ。」
チャク、チャク、チャク、と派手な音をたてて執拗に掻き回され続けるうちに、私のアヌスはだんだんと解されて次第にその口をじんわりと緩めてゆくのです。そしてやがて物語は哀しみの時へと向かうのでした・・・・・
(二)
「だいぶ柔らかくなってきたな。さてと、そろそろだな・・・・・」
パートナー様は私のアヌスを掻き回し続けていた指を抜き取ると、私の前へと回って、ベルトのバックルを緩めてズボンのファスナーを下ろします。そこから現れたのは、恐ろしいほどに固く大きく張り詰めたご自身の欲棒でした。そしてその剥き出しになった欲棒を私の目の前にかざすと、まざまと見せ付けるのでした。
「ほぉら見てみろ、こんなに固く大きくなったちんちんを。お前の尻はこれからコイツを吞み込まされるんだぞ。さぞかし辛いだろうなぁ、フフフッ・・・」
パートナー様は私の恐怖心をかき立てるかのように、そうつぶやきます。
「ングンーッ!・・・ンンーッ!、ンンーッ!」
私は束ねたお下げ髪を振り乱して頭を激しく左右に振りながら、嵌められた猿轡の下から声にならない許しを乞う言葉をもがいて哀願し続けます。ですが、男の人はそんな私の姿を意に介する様子もなく冷たく言い放つのです。
「そうかそうか・・・恐いなぁ、可哀想になぁ・・・それじゃあ、今からコイツでお前を貫いてやるからな・・・」
私の後ろへと回ると、パートナー様は両手を抱え込むように私のお尻に添えます。そして、その固く大きく張り詰めた欲棒の先端を私のアヌスへとあてがうのです。
「さあ、いくぞ!」
戦慄の瞬間。パートナー様は大きく息を吸い込むと同時に、あてがわれたその欲棒の太い先端を押し込みながら、私のアヌスをみしみしと押し広げて入ってきます。
「ングググンンーッ!!」
私は悲壮な呻きを上げると、挿入の恐怖に吊られた身体をガクガクと振るわせて戦慄きます。固く大きく張り詰めた欲棒は、なおも私の中へと深く沈められてゆき、やがて私のアヌスは根元まですっぽりとそれを吞み込まされてしまうのでした。
「さあ、つながったぞ。おちんちんに貫かれた気分はどうだ?」
私のアヌスは挿入のショックに沈め込まれた欲棒をぎっちりと固く咥え込んだまま、怯えたようにヒクヒクと痙攣を繰り返します。
「うっ・・・うっ・・・うっ・・・」
恐怖と屈辱に滲み出た涙が、頬を伝って嵌められた猿轡に浸み込みます。逃れることのできない絶望的な状況の中で、物語は無惨な結末へと入ってゆくのでした・・・・・
(三)
「どうした?哀しいのか?・・・涙を見せるのはまだ早いぞ。これからお前を味わせてもらうんだからな」
挿入のショックで強張りきつく締めつけられていた私のアヌスがだんだんと緩んでゆくのを待つと、パートナー様は私を愛しはじめるのでした。
「そら、動かすぞ」
そう言うとパートナー様は、大きなストロークをとりながらゆっくりと沈められた欲棒を前後しだすのでした。
「ズッーチュ! ズッーチュ!ズッーチュ!・・・」
淫らしく粘り気のある音をたてながら欲棒は私のアヌスを奥深く突き掻き回しはじめます。
「ンーグッ! ンーグッ! ンーグッ!・・・」
アヌスの中をズブズブと容赦なく突き掻き回し続ける欲棒の非情な蠢動に、私は哀しく喘ぎながら貫かれ続けます。
「なかなか締りのいいマゾ尻じゃないか。どうだ、もっと泣かせてやろう」
パートナー様は私を突き上げるそのストロークをさらに大きくとりながら、速度を上げてより激しく私のアヌスを奥深くまで突き掻き回してゆくのでした。
「ブチュッ! ブチュッ! ブチュッ! ブチュッ! ブチュッ!・・・」
激しい肛姦音とともにパートナー様の欲棒は私のアヌスの中で狂ったように暴れながら残酷に責め突き上げ続けます。
「ングンンーッ!! ングーウッ!!ングンンンーウウッ!! 」
それはまるで身体じゅうを貫かれるような苛烈な突き上げでした。私は吊られた身体を狂ったようにもがき乱舞させて、猿轡の下から屠畜される獣のような断末魔にも似た嗚咽を上げながら、大粒の涙をポロポロと零して泣き叫び続けるのでした。
そしてついに、私を責め突き上げ続けてきたパートナー様は、その激しい愛虐の行為の果てに絶頂を迎えるのです。
「ぐっ!・・・ううっ!」
パートナー様は絞り出すような低いうめき声をあげると、吊られた私の身体をきつく抱きしめながら、私のアヌスの中でその欲棒をビクビクと大きく痙攣させます。そして次の瞬間、熱い大量のザーメンを私の中にドクドクと放出するのでした。
愛虐の行為を終えたパートナー様の欲棒が私のアヌスから抜きとられます。苛烈なその突き上げに未だヒクヒクと震え続ける私のアヌスからは、今注ぎ込まれたばかりのパートナー様の熱いザーメンがダラダラと滲みだして、畳の上に タッ! タッ! と、哀しげな音をたてながら滴り落ちます。私はその音を聞きながら、吊られたままの身体をぐったりとさせて、遠のいてゆく意識をかすかにつなぎとめていたのでした・・・・・
裕乃妃